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キャリアコラム

第13回 その人を活かす
2005-07-01

 最近、ベンチャー企業の経営者の方々から「急ぎこういう事の出来る人材が、欲しい」との相談を受ける頻度が、増えている。ビジョンを具現化してくれる「こんな人材が欲しい」と理想の人材像を考え、日々探し求めることは、経営者にとって極めて大切なことである。しかし、ジャストインタイムでそういった人を迎えられる確率は、特に創業間もないベンチャー企業では難しい。ところが、スピードが競争優位になると考え、妥協した人材を迎えた結果、短期で会社を離れてしまうケースが後をたたない。多大なエネルギーとコストを賭けて、納得感のないまま退職という結果を招いてしまうことは、互いに不幸なことである。

 ベンチャー企業から大きく成長した、京セラ、セコム、ソニー、ホンダ、といった日本を代表する企業は、創業時から素晴らしい人材が集ってきたのだろうか?決してそんなことはないはずだ。創業から成長していく過程で、社員の入れ替わりは当然あったとは思えるが、成長した企業の創業者たちは、よく「この人となら、何が出来るか?」「何を任せられるか?」という言葉を、語っている。人との出会いの機会を、自社の経営フィールドで生かすことに、幅広い視点で、努力してきたように思う。
そして、決断の際に重要視したことは、その人と経営者との「価値観」の「相性」である。「価値観」は、育った環境で培われるものだが、創業経営者との「共有する価値観」をもとに、その人材のポテンシャルを活かしきる経営が、よりスピード感のある企業として、成長しているように思える。
例えば、30代で有能な管理本部長を求めても、30代で管理のスキルを全て持ち合わせている人は、経歴で探すことは不可能である。全ての条件をクリアしていなくても、「価値観」を共有できた人材のポテンシャルを活かしていくことで、有能な管理本部メンバーになるはずだ。逆に経験や前職の役職を重視して、高条件で迎えたにも拘わらず、経営批判のもと去られるケースも、ベンチャー企業においては、よく耳にする。

 これまで仕事柄、経営者や個人との相性が大切であると考え、「価値観」や「意思決定の基準値」「スピードリズム感」を相性の重視要素として縁を創ってきた結果、多くの方々が経営の要職で活躍している。 経営者が「この人となら、何ができ、何を任せられるか?」そして、個人が「この経営陣なら、共に仕事をしてみたい」と互いに活かし合う視点で、人と企業が出会った時、大きな成果が創造されている。枠にはめた視点や、焦り、そして、経歴だけに頼り、価値観の共有を甘んじてしまうと、結果互いの不利益に繋がってしまう。経営のビジョンを明確にして、価値観を共有する人をどのように活かすかが、経営者に求められ、そして、参加する個人には、そういった企業を診る目が求められる。

インターウォーズ株式会社
代表取締役社長
吉井 信隆

吉井信隆 サイン
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