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キャリアコラム

第20回 マイルストーン
2007-12-01

 過日、50代半ばの目の輝いた大手企業の役員から、毎年、年初にライフデザインをイメージして、いつまでに、何をしたいのか、様々な目標を達成する為のマイルストーンを決めているとの話を伺った。人を意識せずに、ありのままの自分と向き合い素直な思いを書きとめ、進歩状況をチェックしながら日々を送っているという。

 社会人10年目に入った頃、「転職すべきか、起業すべきか、今の会社で留まるべきか」悩んだ際、「自分は、これからどう生きたいのか?自分の夢は何なのか?転職して、何を手にして、どうなりたいのか?起業は、何の目的で、どんな世界を創りたいのか?今の会社で働き何を成し遂げたいのか?そして、どんなポジションにいたいのか?経営陣には、どうすればなれるのか?」いろいろ考えたが、なかなか答えを出し切れずにいたとのこと。
 そんな折に、アメリカ出張の際、キャリアアンカー概念に出遭い、自らのキャリアの不動点を確認し、理念に共感したトップが経営する企業に転職したとのことであった。

 転職して一年経った頃、仕事に真剣に取り組んではいたが空回りし、なかなか経営陣に評価されていないと思い、再度転職を考え、自らのゴールをイメージし、自分の本当の夢は、何なのか?どの位の財産が欲しいのか?人との比較でない本来の自分が、本当に手にしたいものは、何なのか考え、紙に、自分の願望を素直に描き、1年・3年・5年刻みで目標を書いたとのこと。書いていくと、外に答えがあるのではなく、自分の中にあると気付き,思ったことはとにかく実行することを試み23年経った今、その頃書いた夢は、大半実現していると、静かな笑顔で語ってくれた。

 以前、よくリクルートの創業者の江副さんが、「念ずれば通ず」という言葉を使っていた。心の中に願うだけでなく、紙に自分の言葉を念じながら「夢」を書き、自分はどうありたいのか、イメージして、その紙を眺めているとパワーが出てくることがある。
 そこには、理屈をこえた「何か」がある。
念ずる気持ちが強くなればなるほど、一歩ずつ実現に近づくものだ。

 日々を漫然と過ごすことなく、潜在的な願望を、紙に真剣に自分の字で書いてみると、たとえ、実現できなくても、自分の人生を大切に生きることになる。
 新たな年を迎えるに当り、人を意識しない素直で自分らしい夢を書いてみたらいかがだろうか。

インターウォーズ株式会社
代表取締役社長
吉井 信隆

吉井信隆 サイン
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