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キャリアコラム

第35回 あなたは自分を元気にしてくれる人はいますか?
2010-05-10

 私は、転職相談に来られた方に、企業風土や人間整合性を大切な要素と考え話を伺うようにしています。
 人は、人といる時、自分が元気に輝くか、または、エネルギーが失われてしまうかの、二つのパターンがあります。自分を元気に活性化してくれる人と、消耗させる人が、世の中には存在します。

 昨年の暮れ、転職のお手伝いをさせていただいた方から、「元気に過ごしている」との内容の手紙をいただきました。この方は、41歳になる男性です。お会いしてから6ヶ月間に亘り相談してきただけに、深い繋がりができました。この方は、最終的に、意中の会社に転職することができました。

 彼との会話で、次の事が印象に残っています。
 親しい友人に、会社を変わろうと考えていると言ったら、「子供の教育費も、家のローンも抱えて、今このご時世に転職なんて、現実を見ていないんじゃないか、何を考えているんだ!!」と厳しい口調で叱られたとのことでした。学生時代からの友人であり、仕事もでき、社会的にもそれなりの成功を収めている方で、彼の助言は理屈に合わないことではなく、理解できる内容だと思っているとのことでした。
 私は、「その人と話をした後、どんな気分になりましたか?周辺の人々を思い浮かべながら、素直な気持ちで、イメージして答えて下さい。」と、問いかけたところ、「心が重くなって混乱し、先が見えなくなってしまった」との返答でした。
 そして、「これまでも、大きな行動を起こそうとするたびに、冷や水を浴びせるようなことを言われ、叱られた」との、言葉が返ってきました。
 私には、大切なことは、どちらが正しいかというより、自身の判断基準が明快でないことが問題の様に感じました。
 私が、「あなたの友人の理論が明快だと、自分は甘い、我慢が足りないと思うかもしれませんが、しっかり聞き分け判断するのは、あなた自身ですよ」と、話したら、彼の顔が明るくなったことを、今でもよく覚えています。
 そして、私は、「あなたが話をして元気になる人がいると思いますが、その人は、あなたのどんなところを認め、褒めてくれますか?人との比較対象ではなく、どんな会社ならそこを十分に活かし、貢献できますか?自分は何を目指し、どんな自分になりたいかといった基準で考えてみたらいいと思います。人生のCEOは自分であり、自己責任で判断した方がいいのでは!」と、申し上げました。
 その後、縁あった会社で、現在元気に活躍しています。

 仕事やプライベートで付き合っている人で、親切でいい人だと思っていたら、エネルギーを消耗し、根こそぎ精気を奪われてしまうゾンビの様な人がいます。
 特に、大組織にはゾンビが蔓延しています。個人的にはいい人なのに、組織の中では、ゾンビの方々は「うちの会社」とか「一般的に」とか、"私以外"の言葉をよく使います。
 判断基準軸に主体性を持たない人は、相手の自己も認めようとしないものです。
 "私以外"の主語は、それが誰なのか見えないと、個々の存在を無視したコミュニケーションになり、答えが出せず疲労感が生まれ、ゾンビの集団になってしまいます。
 また、ゾンビの方々は、常識や正論や釈明が上手いので、なかなかゾンビに見えないものですが、主語がなく、いつも「やる気」や「勇気」にブレーキをかけ、「どうせダメだろう」、「そんなのは絶対無理だ」との発言が多いことが共通しています。行動の一歩を遮断して、その場限りの安易な発言と、沈滞を招くゾンビを見極め、自分の中にも潜んでいるゾンビとの共振を断ち切っていかなければ、自分もゾンビの仲間になってしまうことがあります。

 会社を変える時、人は、人との出逢いによって、成長も衰退もすることがあります。自分が元気になる誰と、スクラムを組み、何処を伸ばし合っていくのか、自己責任で選択し、企業や社会に貢献してゆくスタンスが、大切に思います。

インターウォーズ株式会社
代表取締役社長
吉井 信隆

吉井信隆 サイン
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