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| File 002 『新規事業』はどうすれば育つのか? |
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2007年6月2日、代表の吉井が初の著書を出版致しました。
『「新規事業」はどうすれば育つのか』というタイトルでかんき出版より発行され、全国の書店にて発売されています。
様々な企業がイノベーションを求め新規事業創生に取組んでいる中で、明暗を決める要因は何なのか?これまで吉井がインキュベーターとして関わってきた経験から辿り着いた、ひとつの新規事業成功の方法論として『企業内起業』というあり方を提唱する内容になっています。 ここでは内容を一部抜粋しながら、ご紹介させて頂きたいと思います。 |
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■なぜ『企業内起業』なのか?
新規事業を立上げるには、社内でプロジェクトチームを作り推進していくという方法が最も一般的だが、これは母体企業の傘下で行われる為、経営判断や人事制度など、どうしても母体企業の影響を受けてしまう。また、100%子会社になってしまうと母体企業に対しての発言権が弱くなる。
しかしベンチャーとして一から立ち上げるよりも、『企業内起業』は成功する確率が高い。
それは母体企業の信用(ブランド)や経営資源(人材、知識、技術、インフラ)を大いに活用できるという利点があるからである。
ただ、前述のように『企業内』であるがゆえに生じる壁も多々あり、それを回避する為に外部に1/3以上の資本を持ってもらい、拒否権は確保しながら、本業のノウハウを活かしつつ、物理的にも精神的にも親離れした起業の形、それが『企業内起業』である。
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■『企業内起業』を成功させるには?
新規事業が失敗する要因として、起業家にすべての権限を与えず、また起業家を評価する人事制度や社内風土が整っていない事が挙げられる。
新規事業を成功させる為には、経営者と起業家、それぞれに求められる資質がある。
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経営者は、いかに合理的判断によって効率よく人を生かし、組織を運営し、利益を上げられるか。起業家は、情熱、挑戦するスピリッツ、パッションを伴った行動力。
成功の鍵を握るのは起業家であり、起業家の情熱を貫けるような環境を整え、権限を与え、最終的な責任は経営トップが取るという姿勢が重要である。 |
■インキュベーターの存在
起業家は例外なく精神的葛藤に追い込まれる。起業家には支えてくれる精神的メンターが必要不可欠である。 インキュベーターとは新事業の支援者であり、起業家の成長を支援するという役目を担っている。企業内起業の場合は、母体となる企業との間に立ち、客観的にバランスを取るという役目もある。そして起業家が自信をなくした時、迷っているとき、私たちインキュベーターが、精神的メンターとして背中を押し勇気を与えることもある。 |
■『出島インキュベーション』
「物理的にも精神的にも親離れした起業の形」を実現するひとつの手法として、私たちは『出島インキュベーション』という手法を持っている。インターウォーズのオフィス内に設けた専用ブースに企業内起業家を受け入れ、事業立上げに向けてのインキュベーション支援を行う仕組みである。
出島に入ることによって以下のような利点がある。 |
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・同じ悩みを持つ起業家同士で交流を持ち解決方法を見出すことができる ・社外の異質な空気に触れることで多面的な発想に繋がる ・既存事業の関係者からの無用なプレッシャーから開放される ・他に頼る人がいない、退路を絶たれた状況にいることで、決断力・経営力が鍛えられる
現在インターウォーズでは5社の企業が出島を利用している。
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| 本書では『企業内起業』という考え方、そして新規事業を成功に導く為の具体的なステップを紹介しています。本書を読めば、経営者の方々は新規事業の成功、ひいては企業のイノベーションに繋がるヒントを得られ、起業家の方々は新規事業成功までに立ちはだかる壁を乗り越える勇気と実践的な解決方法が得られます。 |
新規事業創出に関わる皆様へ
「人と企業が輝く会社を、1社でも多くインキュベーション支援することによって創造し、雇用を生み出すことで、日本を元気にしたい!」そんな思いで1995年4月、インターウォーズを設立しました。 本書は、私が「人と企業のインキュベーター」を志してからこれまでの、数々の失敗や成功体験を基に私の考えをまとめたもので、体系的、理論的に書いた経営書ではありません。 |
時代と組織の中に生きる企業人のキャリア選択のひとつとして「企業内で起業する」というあり方が、自己実現につながり、企業をイノベーションに導くというメッセージです。
本書が企業人と企業経営者の皆様にとって、互いの「絶え間ないイノベーション」に向けてのあり方のひとつとして、企業内起業家と、そこに集うメンバーの皆様の参考になれば幸いです。 |
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| インターウォーズ株式会社 代表取締役社長 吉井信隆 |
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