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コンサルタントコラム

Voice 82 コロナとDXで自分の仕事はどうなっていくのか?

2021年5月GW明け、緊急事態宣言の延長と範囲の拡大が進んでいます。
コロナ禍の1年半を振り返ると以下のような変化がありました。

・個人との新規面談は99%オンラインとなった
・企業との新規商談も同様
・選考面接はリアルとオンラインの併用をする企業が多い
・昼、夜の会食が激減
・正社員での転職ではなく、業務委託でのご支援となるケースが出てきている

企業、個人ともに、オンラインで面談や商談をすると、必要最小限のコミュニケーションとなり、前後の時間が無くなる事で接点が薄くなるのが悩ましい所で、今後の課題だと感じています。
領域は異なれど近しい課題をお持ちの方には、以下のような取り組みは有効ではないかと思います。

・これまでの通勤等の移動時間分を使い、自分にとって新しい事を行う時間に充てる事
・必要最小限ではなく、自分にとって重要な人物と積極的にミーティングをしていく事
・小さなきっかけや、ちょっとした情報を手繰り寄せ、変化の機会に繋げていく事

さて、最近よく耳にする「DX」(デジタルトランスフォーメーション)という言葉があります。今までの「システム化」と何が違うのか?と考えたときに、個人的にはDXとは「本質化させる事」だと思っています。

(これまでの商慣習や社内ルール、何となくの不文律、組織の壁も、業界の垣根も全て削ぎ落とされて、本当に大切なものだけが残るのがDX)マクロな視点では、きっと世の中が便利になるのだろうなと思う一方、ミクロな視点ではもしかしたら今までの自分の仕事が不要になるのではという怖さもあります。

各社、各人が「本質的にどうあるべきか?」を前提に考え、仕事を再構築していく必要がでてきています。先日訪問したとある100年企業も、伝統に胡坐をかかず、DXを推進していくという話をされていました。

「DXで本質が研ぎ澄まされた時に、自身の仕事がどうなるのか?」

転職をする気がない人であっても、例えば10年以上同じ会社で同じ仕事をしているという人は特に重要なテーマとなりそうです。

人材紹介の形も今後益々変わっていくのだと思いますが、本質は「雇用を創出する事」だと思っています。世の中の変化に適応していく企業がどこなのかを見極め、そのような会社と共に、自分自身を変化・進化させる事で、これからの存在意義を見出していきたいと思います。

シニアコンサルタント
小黒 力也