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コンサルタントコラム

Voice 54 親のありがたみ

先日北海道に入院中の父を見舞いに二年ぶりに帰省しました。父は大正生まれの92才、北海道に秋田から入植した開拓農民の二代目です。

11人兄弟の長男として、親族の家長として家族には「とても頼りになるが厳格で怖い」存在でした。昨今は自分より6歳年下ですが足腰がおぼつかない母の手を引く姿や孫、曾孫を見て言葉少なに笑顔を絶やさない様子を見て、いずれは自分もこんな年の重ね方をするのかなと思っていました。

そんな父が昨年の12月初旬に入院したとの連絡。当初は軽い脳梗塞だから春頃には退院できそうとのことでしたが転院との知らせを受け、気になって様子を見に行った次第です。

ほぼ毎日見舞いに行っている姉から私が来ることを知らされていたせいもあり顔を見た瞬間から笑顔も見せましたが、こちらの声には反応はするものの、ほとんど会話にはならない状態でした。

初日は少し熱もあり会話もままなりません。翌日再度病院に行った際には、熱も下がり、前日とは変わって、「忙しそうだけど頑張れ。気をつけて帰れ」と言って私の手を握り返してくれました。

いくつになっても「親はありがたい」としみじみ感じました。ただひたすら子供のことを思ってくれる。産んでくれて育ててくれただけでもありがたいし、いろんな挑戦、勝負ができる環境を与えてくれたことに只ただ感謝なのにきっと生涯、私も含めた子供達のことを思って、願って止まないのでしょう。

たまに顔を見せて昔話や愚痴を聞く位しか恩返しはできませんが、できることはさせて貰いたいとしみじみ感じました。また父の入院先の婦長さんや看護師、介護士もちろん医師の方々には親身に優しく、自然体で対応頂き心から感謝したいと思いました。

このような医療、介護に関わる方々の優しさが報われる世の中に「我々のインキュベージョンで実現させたい」と心から思った次第です。

親がいたから自分が存在し、妻との出逢いがあるから子供達も孫達も存在する。この生命の連鎖を存続させられるのは「親子の思いやり」があってこそです。どんな状況に家族が陥っても各々が支え合うからこそ成立するのです。

そんな当たり前のことに92才の入院中の父から改めて教わりました。
「地方創生も新規事業支援」も「人材紹介を介しての成長支援」も全て「人を思いやる気持ちが原点」だと思います。

親は勿論ですが回りの支えて下さる方々へ感謝の気持ちを忘れず全力で頑張りたいと思います。

取締役 エグゼクティブコンサルタント
片原 和明