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コンサルタントコラム

Voice 40 姿勢・意識

つい先日、候補者として、キャリア的には市場性があるものの、パーツばかりを気にかけ、不足点・懸念点を注意深く探し(チェックし)、どの案件に対しても、行かない理由を常に探しているのではないかと思われる方との出逢いがあり、「物事に取り組む姿勢(スタンス)」「意識」は改めて大事だと感じた。

その後、ある意味、対極にいるような方が頭に浮かんだ。約4年前にある案件の候補者として出逢うことができた方。

ポジティブで建設的。謙虚で、置かれている環境に感謝し、常に今を楽しもうとされている。

候補者としてのその方は、多少漠としたお話にでも、「素敵なお話ありがとうございます!しっかり検討します」と言って、すぐに調べ、詳細の確認は二の次、その企業・案件の魅力やいいところを捉え、詳細わからない中でも、自分が入社したら「こんなことができる」「こんなことがしたい」をまとめた上で、「是非機会をください!」という対応をされる。

(当然、この方も、ご自身がステージチェンジにあたり、真摯に調べられた後、どうしても譲れないものに関して乖離があった場合はお断りになることもあった)

そのような方なので、企業の経営者をはじめとした重職の方とお引き合わせをしても、お互いに建設的な議論となり、過去の話ではなく、未来の話がメインの良い雰囲気の面談になる。

また、現在、この方はファンド傘下の会社の代表者として経営を担っており、クライアントとしてお付き合いさせていただいているのだが、クライアントとしても、その方は候補者を紹介した際は、まずはお会いいただき、候補者の方の良いところを理解するような面接をしてくださり、フィードバックの時にも、当然結果はそれぞれだが、まず候補者の魅力を私に伝えていただける。

その上、魅力的な候補者ではあるが、最初のイメージのポジションは難しいと感じた場合は、本人へのご配慮をいただいた上で、別のミッション等、他の選択肢・可能性をご提示いただけるケースもあった。

いかがだろうか。

①建設的に会話を重ねる方
②パーツばかりを気にかけ、断る理由を常に探している方

遭遇する一つ一つの事象の全てに当てはまるとは言えないかもしれないが、多くの事象に対して、このような違いがあると仮定した場合、時間を重ねると、出会うことができる機会の数が圧倒的に違うため、両者にはそれは取り返しのつかない大きな差がつくことは必至。

(②のタイプの方に、目に見える実損があるわけではないため、自身が失っている機会に気づいていないケースも多いかもしれない)

私も①のタイプであり続けるために、これまで以上に強く強く意識し、行動につなげ、一つでも多くの機会を創っていきたい。

コンサルタント
抜田 誠司