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コンサルタントコラム

Voice 65 再確認のひと手間

初めての商談の際、相手のプレゼン資料の肝心なところに、誤字・脱字・数字の誤り等があった時、皆さんはどのように感じられるでしょうか。

・人間間違いはある。全く気にしない
・提案資料の肝心なところに誤りなんて考えられない
・故意?
・不安・不信   等々

その答えは人それぞれと思いますし、評価はそれだけで決まるわけではないものの、提案内容の良し悪し以前に、少なからず違和感を感じるのではないでしょうか。

改めて、私も気を付けたいと思います。

ところで、最近、書類(履歴書・職務経歴書)を拝見している中で、気になることがあります。

それは、ご提出いただく書類に、
① 年齢違い
② 履歴書と職務経歴書の内容不一致(在籍期間等) : 特に多い
③ 誤字・脱字・フォント不揃い・文頭不揃い・不自然な改行
等がある方の割合が増えたと感じることです。

人材紹介会社に提出する書類は、人材紹介会社経由で応募する際の応募書類になります。

現職を離れなければいけないわけではなく、「良い案件があれば」「市場価値を知りたい」「とりあえず」等の思いで転職活動を始め、
・忙しい中、短時間で作成せざるを得ない
・あくまで人材紹介会社への提出資料と考え、再確認をしない
・所属会社の組織変更等が多く、記憶が曖昧なまま作成している
等の理由があるからかもしれません。

ただ、面接であれば、その前後の面談内容やプレゼンテーション等で、評価を上げることができるかもしれませんが、書類選考においては、基本的に応募書類での判断になり挽回が困難です。

実は、ご提出いただく書類はご自身・ご自身の歩みを表現する大変重要なものなのです。

また、最悪の場合、提出書類の内容が事実と齟齬があると、意図的か否かに関わらず、内定が取り消しになることもあり得ます。

不用意に、ご自身の可能性を狭めたり、評価を下げないためにも、今一度、提出前・応募前には、改めて、ご自身の書類を確認するひと手間をかけていただくことをお勧めいたします。

本サイトをご覧いただく経営幹部の方々にこのようなお話は、気が憚られたのですが、転ばぬ先の杖ということでご理解いただければ幸甚です。

皆様とご希望のステージとのご縁がありますこと、お祈りいたします。

※ キャリアの話は、一人で考えるよりも、対話形式の方が思考を深めることができますので、
  キャリア相談をご希望の経営幹部の方は、お気軽にお声かけください。

エグゼクティブコンサルタント
抜田 誠司