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コンサルタントコラム

Voice 27 受けた恩は3倍返し

人はとかく「自分の頑張りを正当に認めてほしい」との思いが先に立ってしまいついつい自分の評価に対して不満をいだくものではないでしょうか?

そのことが、人間関係でいうと 若い女性に象徴されるように「シンデレラ症候群」という表現になったり、「隣の山は青く見える」また年配の方々が「今の若いものは・・・」という表現を耳にしたり、目にしたりしないでしょうか?

自分のことはさておき私が最近よくお聞きするのは転職の理由の時、そして新規事業を始めとする事業推進の現場でうまく進まない原因を分析しているときの話です。

「私はこんなに頑張ったが会社の事情でOOすることが難しくなった。今の時流でこんなことを意思決定しないのはOOがおかしい。」表現方法は変わっても多少誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。

まずは現時点に至る過程で「自分は全力を果たしたのか?」「仮に成果が多少出ているとしてもそれが誰のおかげでうまくいったのか?」自分の反省も含めてこんな目線から入れるといいのかもしれないですね。

私が長年尊敬する元日経マグロウヒル編集長の田中真澄先生の言葉です。
「俺が俺がの”が”を捨てて おかげおかげの”げ”で生きる」
「楽が楽して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽」・・七楽の教えです。

日経新聞の「私の履歴書」の中に登場する方々の言葉に共通しているのが「あの時OOさんとの出会いがなければ今の自分はない。OOさんのおかげで今日の自分がある。」との表現です。

決して言葉の上では「おかげ様」と言っていても「心の底からありがとうございます。OOさんのおかげです!」と言えなければ、なかなか理解されるものではありませんし、本当の意味で理解されることなどないのではないでしょうか。

自分の過去を振り返っても目を伏せたくなるような恥ずかしい失敗や記憶から消してしまいたい失態がありました。その時に貴重な教えを頂いた方々のおかげで何とか今の仕事を続けていられると心底思っています。

まずは自分の努力や実績を誇る前に、そのプロセスで助けていただいたことの恩義に3倍は報いたい!!
そのような心持ちでいられる自分でありたいと思う今日この頃です。

親・恩師・同僚・仲間・友人・家族への感謝!感謝!感謝!です。