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コンサルタントコラム

Voice 09 勝つバレー

先日、深夜のTV番組で、女子バレーボール現役日本代表選手のイタリアのプロリーグでの奮闘記を放映していた。

イタリアのプロリーグ「セリエA」は、世界最高峰のバレーボールリーグとして知られるリーグ。昔でいうところの武者修行といったところだろうか。その中に興味深いくだりがあった。

彼女はセンターポジションということもあり、日本での練習では、トスを上げるセッターとのコンビネーションの練習に時間のほとんどを割いていたが、「セリエA」では、コンビネーションの練習はほとんどせず、驚いたとのこと。

何をするか?

答えは「二段トスを打つ練習をする」のだそうだ。

なぜか?

「レシーブがそもそも、セッターに返る確率はそんなに多くない。レシーブをセッターに返す確率を上げることはもちろんのこと、セッターに返らなかった時の対処法を練習で体に叩き込む」ということらしい。

日本では、お家芸である「コンビ・バレー」の実現のためにも、セッターにボールが入ってきたことを前提にシュミレーションする。

日本の団体競技のスポーツが、態勢が崩れ、型通りにいかなくなると、立て直しが難しく、ずるずる敗戦に向かってしまうことが多いのは、こういう背景があるからなのか。

『自分達の勝ちパターンを知り、その形にどのように持ち込むか』だけではなく、『劣勢の時にそれにどう対処し、自分達に流れを引き寄せるか』を常に想定し、戦いに備え、実行する。

『きれいなバレーではなく、勝つバレー』我々にもヒントになる考え方だと感じた。

シニアアソシエイト
抜田 誠司